freqdrop

notes around DTM by a weekend creator

Cakewalk by BandLab でサイドチェインによるダッキング

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EDMなどダンスミュージックで定番の「ダッキング」という技法を学習しました。
ダッキング」とは、4つ打ちのバスドラに連動して、ベースやシンセがブワッ、ブワッ、とうねる、アレです。
この記事では、私が「ダッキング」のやり方について調べた内容と、実際にやってみた結果をご紹介します。

ダッキングの概要

ダッキング」とは「サイドチェイン」を使った技法のひとつで、メインの音が鳴る瞬間に他の音のボリュームを下げて、メインの音を目立たせる方法です。
「サイドチェイン」とは、メインの音を他の音のトラックにSendし(送り)、Sendされたトラックの音量をメインの発音に合わせて自動的に下げる、という技術です。

つまり「ダッキング」のやり方を簡単に言うと、

  • ドラムトラックをベースやシンセにSendして、キックが入ったタイミングでSend先の音量を自動的に下げることで、キックを目立たせるとともにグルーヴ感を出す

となります。
詳しくは後述しますので、もし今は「?」という感じでも大丈夫です。

用語解説があったので、貼ります。
www.g200kg.com

ダッキングの具体的なやり方

手持ちのDAWが「Cakewalk by BandLab」なので、同じDAWを使っているこちらのサイトで学習させて頂きました。
動画もあってとてもわかりやすかったです。
www.barks.jp

DAWがSONERのころなので少し見た目は異なりますが、色合い程度でした。
サイトで紹介されているコンプレッサーのうち、Cakewalk by BandLabには「Sonitus:fx Compressor」のみ同梱されていました。
Cakewalk by BandLabのProChannelと「Sonitus:fx Compressor」の見た目はこんな感じです。

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Cakewalk by BandLabのProChannelとSonitus Compressor

大まかに、
1. ベースやシンセのFXの+ボタンでコンプレッサーを追加する
2. ドラムのSendsの+ボタンで1. を指定する
3. 1. のコンプレッサーのRatioとInputを下げてみる
といったステップで簡単にダッキングが掛かりました。
Attackの時間を短くするとドラムとともに音が消えるのでうねりが大きく感じられます。長くするとドラムとともに少し音が聞こえてすぐ小さくなり、これも面白い感じです。

ダッキングを試した練習結果

こんな感じの練習結果になりました。
soundcloud.com

「Sonitus Gate」というエフェクトもサイドチェインに対応していましたが、こちらはブワッ、ブワッ、とうねらず、パッ、パッ、と瞬断に近い効果でした(Gateですもんね)。

まとめ

この記事では、私が「ダッキング」のやり方について調べた内容と、実際にやってみた結果をご紹介しました。
サイドチェインのテクニックはずっと気になっていたので、入り口に立てて嬉しいです。
サイドチェインのテクニックは他にも、リードのリバーブをサイドチェインするというものがあるようなので、こちらも調べてみたいと思います。

なお、「Cakewalk by BandLab」については、次のまとめ記事もお役に立つと嬉しいです!
freqdrop.hatenablog.com

Cakewalk by BandLab でTTS-1が読み込みエラーになる (今はなぜか解消)

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1ヶ月ほど前、Cakewalk by BandLab で付属のVST「TTS-1」が読み込みエラーになる現象が頻発していました。

「TTS-1」を使った曲のデータをダブルクリックで開くと、DAW起動後にシンセが読み込みエラーになります。「tts-1.dll”の読み込みに失敗しました。」といったダイアログが表示されます。 もちろん音も鳴りません。

あちこち調べたところ、URLは失念してしまったのですが、管理者権限でCakewalkを起動すると解消する、といった記載を見ました。早速試したところ、エラーは起こらず、TTS-1が使えました。

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run Cakewalk with administrator privileges

なので、TTS-1を使った楽曲を使う場合は、管理者権限でCakewalkを起動してから楽曲を読み込む、といった使い方をしていました。面倒ですが、こうしないとやはりエラーが発生していました。

しかし、なぜかもう今はダブルクリックでもエラーが起こらなくなっていました。
謎です・・・
備忘録としてメモしておきます。

なお、「Cakewalk by BandLab」については、次のまとめ記事もお役に立つと嬉しいです!
freqdrop.hatenablog.com

Cakewalk by BandLabでエクスクルーシブを表示する

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昔のMIDファイルを開くとエクスクルーシブ情報を大量に書き込んでいました。
当時は割と普通だったのですが、今は基本的に不要なようです。
そこで、Cakewalk by BandLabで不要なエクスクルーシブ情報を削除した過程をご紹介します。

「イベントリストビュー」を表示

Cakewalk by BandLabでエクスクルーシブを表示・編集するためには「イベントリストビュー」を表示する必要があります。
しかしデフォルトではそもそも表示メニューに出てきませんでした。
いろいろ調べてみると、下記の記事で解決しました。本当に助かりました。
achapi2718.blogspot.com

Cakewalk by BandLab 起動後の右上にある「ワークスペース」メニューがデフォルトの「Basic」では「イベントリストビュー」が出ない仕様だそうです。
記事のとおり「Advanced」に変更すると、あっさり出ました。
地味にハマったのでメモしておきます。

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Basic (default)
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Advanced

「Advanced」にすると、各トラックの「表示」メニューに「イベントリストビュー」が現れます。

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イベントリストビュー (メニュー)

エクスクルーシブ情報を削除

「イベントリストビュー」を表示に表示された行を選択して削除するだけです。

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イベントリストビュー

ちなみに上記は、高校の頃に頻繁に買っていたDTMマガジンの情報をベースに、レコンポーザか何かでエクスクルーシブをせっせと打ち込んだ曲を開いたものです。
基本的には色々初期化しているはずですが、今となっては何の情報かわからんものもあります・・・
あちこち調べたら今はあまりここまでエクスクルーシブ打ち込む必要もないみたいで、ホッとしました。

補足(この記事の背景)

「イベントリストビュー」を見ようとしたきっかけは、次の記事です。
freqdrop.hatenablog.com
まだ発生条件に当たりがついていない頃、コントロールチェンジを冒頭にたっぷり仕込んだ曲で発生していました。
結局、原因はエクスクルーシブと無関係でしたが、操作方法を覚えられて良かったです。
なお、再びワークスペースを「Basic」に戻しても、私の環境では「イベントリストビュー」を表示できるままでした。

まとめ

本記事では、Cakewalk by BandLabで不要なエクスクルーシブ情報を削除するために「イベントリストビュー」を表示する方法と、削除の仕方をご紹介しました。

なお、「Cakewalk by BandLab」については、次のまとめ記事もお役に立つと嬉しいです!
freqdrop.hatenablog.com

生音系のVSTプラグイン

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生音系のVSTで気に入ったものをメモします。

Piano One (Neo Piano)

ピアノ音源です。定番かつ高品質という情報を得て、入手しました。900MBくらいあります。
Download Free Hybrid modeling Yamaha piano plugin: Piano One by Sound Magic

VSTを選んでも音が出なくて少し戸惑いましたが、同梱されている「Piano1.ins」ファイルを指定すると無事に音がでました。下記の画像をの赤枠部分をクリックすると、「Piano1.ins」をファイルを選択できます。

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Piano One (Neo Piano) の音源ファイル設定方法

Ample Bass P Lite II

ベース音源です。「Ample Bass P Lite v2.31」というバージョンを入手しました。
amplesound.net

X Crash

クラッシュ・シンバルのみ単体の音源です。
手持ちのクラッシュシンバル音源は連打するとチョークしてしまうのですが、そうならないものが必要だったので探しました。
細かい質感も調整できて面白いです。
Download Free Crash cymbal plugin: X Crash by PLUGINS4FREE

DPinga Congas

コンガのみ単体の音源です。12種類のコンガの音が入っています。
Download Free Conga set plugin: DPinga Congas by PulpoAudio

まとめ

定番のVSTや私が必要としたVSTなど、気になる生音系のVSTをまとめました。
ご参考になれば嬉しいです!

なお、VSTのまとめ記事も追加したので、よろしければご参照ください。
freqdrop.hatenablog.com

TAL Software社のVST

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テクノに使えそうなフリーのVSTでシンセやベースを探していたところ

  • 「TAL-Elek7ro」
  • 「TAL-BassLine」

といったシンセの紹介記事をあちこちで見かけたので入手しました。
配布元のTAL Software社のサイトから入手可能です。

公式サイトでは、上記の2点は「Deprecated(非推奨)」とされていますが、Cakewalk by BandLabでもちゃんと動きました。

なお、上記も含めて、フリーのシンセやエフェクトが多数あります。

  • Free products (OSX 32 / 64 bit, AAX, VST 32 / 64) / limited support
    • TAL-Reverb-4 (Free)
      Vintage reverb effect
    • TAL-Chorus-LX (Free)
      Vintage chorus effect
    • TAL-NoiseMaker (Free)
      VA synthesizer
    • TAL-Vocoder (Free)
      Vocoder synthesizer / effect
    • TAL-Reverb's (Free)
      Vintage reverb effects
    • TAL-Filter (Free)
      Filter effects
  • Deprecated free products (No OSX 64bit support)
    • TAL-Elek7ro (Free)
      Classic VA synthesizer
    • TAL-BassLine (Free)
      Classic VA synthesizer
    • TAL-Dub's (Free)
      Classic deleay effects
    • TAL-Effects (Free)
      Different effects
    • TAL-U-NO-62 (Free)
      VA synthesizer

VSTのまとめ記事も追加したので、よろしければご参照ください。
freqdrop.hatenablog.com

JBL FLIP5

JBLのFLIP5というBluetoothスピーカーを使っています。

JBL FLIP5 (IPX7防水/USB Type-C充電/パッシブラジエーター搭載)

カラーは迷彩柄です。迷彩柄のスピーカーって、初めて見ました。
昨年11月頃に購入し、そこそこ満足しています。

プロファイルはSBCのようですが、想像よりもいい音だと思いました。
少し低音がブースト気味なのでEDMなど迫力あるジャンルは苦情が出ないかヒヤヒヤしました。

最近はジャズが好きで聴いています。
もともと低音が弱いジャンルには合うかもしれないです。

スマホアプリで2台でステレオ再生できると知ってもう1台買い足しました。
しかし、アプリの設定がかなり不安定かつ年末頃のアップデートにより全くできなくなりました。
もう売ろうかとも思ったのですが、モノラルのまま複数台を同時に鳴らすパーティーモード(アプリ設定不要)にすると、モノラルでも結構音が部屋中に自然に広がるので、やっぱり使うことにしています。
音質は好きな方です。

最近、少しだけ安い「FLIP ESSENTIAL」というものが出ていますが、「FLIP5」の廉価版でしょうか。
低域や再選時間、端子が少しだけダウングレードしていました。
※2021年9月19日追記: 今は逆に高くなっていますね・・・

FLIP ESSENTIAL Bluetoothスピーカー (IPX7防水/パッシブラジエーター搭載/ガンメタル)

「サウンドハウス」が安くて速い!

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買うものが決まっていたら、安くて速いショップがいいですよね?
私は「サウンドハウス」というショップが気に入っています。
www.soundhouse.co.jp

サウンドハウス」は1994年に創立した、千葉県成田市の楽器専門店です。
Amazonも安いのですが、それ以上に「サウンドハウス」の方が安いケースがあります。
また、発送が鬼速です。
(いくつか注文したのですが、在庫があれば当日か翌日には発送してくれました。)

なお、買い物やアプリでポイントがかなりたまるのも、気に入っています。

ただ1点だけ、返品規定がAmazonよりは厳しめのようなので、内容をよく確認したほうがいいです。

ということで、よければチェックしてみてください!
(そういえば念のためですが、私は単なるひとりの顧客です。)